Google Sheetsのみでお問い合わせフォーム設定ガイド

概要

Formspreeを使わずに、Google Sheets + Google Apps Script (GAS) のみでお問い合わせフォームを実装します。受信したお問い合わせは自動的にスプレッドシートに記録され、leadfive.138@gmail.com にメール通知されます。

設定手順（約10分）

ステップ1: Google スプレッドシート作成

Google Sheets を開く
「空白」をクリックして新規スプレッドシートを作成
スプレッドシート名を「LeadFive お問い合わせ管理」に変更

ステップ2: Google Apps Script設定

スプレッドシートのメニューから「拡張機能」→「Apps Script」をクリック
開いたエディタの内容をすべて削除
gas-code.gs の内容をコピーして貼り付け
ファイル名を「お問い合わせ受信システム」に変更
「プロジェクトを保存」をクリック（Ctrl+S または Cmd+S）

ステップ3: Web App として公開

Apps Scriptエディタで「デプロイ」→「新しいデプロイ」をクリック
歯車アイコンをクリックして「ウェブアプリ」を選択
以下の設定を行う：
- 説明: LeadFive Contact Form
- 実行ユーザー: 自分
- アクセスできるユーザー: 全員
「デプロイ」ボタンをクリック
初回は権限の承認が必要：
- 「アクセスを承認」をクリック
- Googleアカウントを選択
- 「詳細」をクリック→「お問い合わせ受信システム（安全ではないページ）に移動」
- 「許可」をクリック

表示されたWeb App URLをコピー

例: https://script.google.com/macros/s/AKfycbxxxxxxxxxx/exec

ステップ4: JavaScriptファイルを更新

/assets/js/contact-handler-gas.js を開く

6行目のURLを更新：

this.gasEndpoint = 'YOUR_GAS_WEB_APP_URL';
// ↓ コピーしたURLに変更
this.gasEndpoint = 'https://script.google.com/macros/s/AKfycbxxxxxxxxxx/exec';

ステップ5: HTMLファイルを更新

/_layouts/default.html の最後のscriptタグを変更：

<!-- 変更前 -->
<script src="/assets/js/contact-handler.js"></script>

<!-- 変更後 -->
<script src="/assets/js/contact-handler-gas.js"></script>

ステップ6: テスト

Apps Scriptエディタで testDoPost 関数を選択
「実行」ボタンをクリック
以下を確認：
- スプレッドシートに「お問い合わせ」シートが作成される
- テストデータが追加される
- leadfive.138@gmail.com にテストメールが届く

トラブルシューティング

メールが届かない場合

迷惑メールフォルダを確認
GmailApp の1日の送信制限（100通）を超えていないか確認
Apps Scriptの実行ログを確認

フォーム送信でエラーになる場合

Web App URLが正しくコピーされているか確認
デプロイの設定で「全員」が選択されているか確認
ブラウザのコンソールでエラーを確認

スプレッドシートに記録されない場合

Apps Scriptの実行権限が正しく設定されているか確認
スプレッドシートの共有設定を確認

機能

✅ フォーム送信時に自動でスプレッドシートに記録
✅ 即座にメール通知（HTML形式）
✅ ステータス管理（未対応/対応中/完了）
✅ 送信元URL・日時の自動記録
✅ スパム対策（クライアント側バリデーション）

カスタマイズ

通知先メールアドレスの変更

gas-code.gs の162行目を編集：

const recipient = 'leadfive.138@gmail.com'; // 変更したいアドレスに

スプレッドシートの列を追加

gas-code.gs の51行目のheaders配列に追加：

const headers = [
  '受信日時',
  'ステータス',
  // ... 既存の列 ...
  '新しい列名' // 追加
];

セキュリティ考慮事項

Google Apps Scriptは自動的にHTTPS通信
スプレッドシートへのアクセスは制限可能
レート制限あり（1分あたり20回まで）
送信データはすべてGoogleのサーバーで処理

完了！

これで設定は完了です。実際のフォームからテスト送信して動作を確認してください。